SHARP MZ-700 向けに開発されたアドベンチャーゲーム「ロポコ」を NEC PC-8801mk2SR 以降で動くようにする移植キットです。
原作はTookato様が2022年に公開されたゲームで、https://booth.pm/ja/items/3736517 にて購入することが出来ます。
MZ-700 エミュレータが同梱されているのでそのまま遊ぶこともできるのですが、敢えて PC-88 の新作として楽しんでみてはいかがでしょうか。
- PC-8801mk2SR 以降の実機またはエミュレータ実行環境
- ROPOKO 製品版 v1.3.1
- 本移植キット
- bspatch.exe
製品版からはテープイメージファイル(MZT) 3 つとフォントデータを取り出して使用します。
ROPOKO_v1_3_1.zip の中のフォルダ ROPOKO -> Uncompressed に入っています。
[R] が付くことに注意!
ROPOKO_AR.MZTROPOKO_BR.MZTROPOKO_PR.MZT
また、ROPOKO_v1_3_1.zip の中のフォルダ MZ700WIN に入っている MZ700FON.JP を取り出してください。
MZ700FON.JP
bspatch.exe は差分パッチツールです。
より bsdiff-4.3-win-x68-vs2019.zip をダウンロードして bspatch.exe を取り出してください。
bspatch.exe
全てを同じフォルダに配置すると以下のようになります。
bspatch.exe
D88TOOL.exe
ROPOKO_AR.mzt
ROPOKO_BR.mzt
ROPOKO_PR.mzt
MZ700FON.JP
patch_ar.bin
patch_br.bin
patch_pr.bin
make_ropoko.bat
ropoko88.d88
以上のように揃ったら make_ropoko.bat をダブルクリックするか、コマンドコンソールから実行してください。
無事にパッチが当たると ropoko.d88 にデータが書き込まれます。
ropoko88.d88 は PC-88 エミュレータで使用できるディスクイメージです。
実フロッピーディスクに書き戻して実機で遊ぶこともできます(詳細は省きます)。
実行に際しては V2 モードで起動してください。
原作のマニュアルもよくお読みください。
PC-88版は速度が遅いです。8MHz モードのある機種は切り替えた方がやや快適になります。
原作ではテープ3本を入れ替えますが、PC-88版は1枚のディスクに全て収まっているのでテープ交換の指示が出た際は単に決定キーを押すだけで大丈夫です。
セーブも同じディスクに行います。
移動はカーソルキーの代わりにテンキー[8][4][6][2]で行います。
文字消去 DELETE/BREAK の代わりに ESC/STOP を使います。DEL/BS キーも使えます。
前回のコマンドの呼び出しは INSERT/英数の代わりに HOME キーを使います。
最終盤のあるイベントで、実行速度が遅いことにより、とある演出を省いています。
この移植キットおよびそこから派生した生成物は無保証です。
この移植キット自体や生成物を配布することを禁じます。
この移植キットおよびその生成物に関して原作者の Tookato 氏に問い合わせることを禁じます。
移植担当のサイト。
原作Tookato様のboothサイト。他に体験版や派生作品「プチロポコ」も公開されています。
快く公開許可を頂いたTookato様に厚く御礼申し上げます。